シン・ゴジラ(ネタバレあり)
「シン・ゴジラ」を二度ほど観てきた。一回目を寝不足で寝てしまいちょっとストーリーをつかめず。二回目で満を持して物語を堪能した。ゴジラの足跡に気になったんだけど、鎌倉ー洋光台ー川崎扇町ー武蔵小杉って何だ? 多摩川を渡るにも迂回しすぎじゃないか。会議が長すぎとか石原さとみとかカメオ出演の発見とかいろいろ言いたいことはあるけど今回の「シン・ゴジラ」は間違いなく傑作。3・11うんぬん語られてるけど僕はそうは思わなかった。
ゴジラの圧倒的パワーにひれ伏して何もできぬうろたえる愚民どもをねめつけてむしろ至福の喜びにひたってた。自分のどこかに反権力の思考があるのかもしれない。3・11はこりゃまともにテレビ見たらPTSDになるなと思って一年間テレビは見ず、ひたすら志村けんのビデオとかを見ていたから全くつなげるという考えに至らなかった。もっといえばさらに圧倒的パワーで東京を破壊しつくしてほしかった。結局人類が勝ったけどゴジラが勝ってディストピアを終わるというストーリーでも良かったかなあ。
あ、あと二回目でもANIは発見できませんでした。
ハンガーゲーム FINAL:レボリューション
ハンガーゲーム FINAL:レボリューション (2015年 フランシス・ローレンス監督)
ジェニファー・ローレンスが主人公の四作目。彼女は「ウィンターズボーン」から観てるけど魅力ある女優ですよね。ただし四作もやる必要あったかなー。1だけでいい。「バトルロワイヤル」のパクリがあたって続けてしまったんだろう。ストーリーはカットニス(ジェニファー・ローレンス)が反乱軍のシンボルとなって奮闘して一応ハッピーエンド。観るべきところはとくになかった。
凶悪
凶悪 (2013年 白石 和彌監督)
WOWOW。「日本で一番悪い奴ら」も観たけどこの監督は韓国のクライムサスペンス映画に負けたくないのか。それとも80年代以前のヤクザ映画の雰囲気を出したいのか。悪役がリリー・フランキーとピエール瀧のサブカル出身の二人なのだが、二人の出自が垣間見えてあまり怖くない。だって電気グルーヴにイラストレーターでしょ。それに比べて韓国映画の悪役はホントに悪そう。出自もわからないし。その違いかなあ。日本で悪役張る人で映画だけしかでてない人なんて今の時代皆無だから、スクリーンの中でホントに怖い人を発見するのはむずかしいのではないだろうか。白石監督の日本映画でもこのような映画作れるんだぞという気概がわかるだけにちょっと気の毒。ということは韓国人が「凶悪」を観ればちょうどよいのではなかろうか。このような形で日韓友好になるとは。。。
ゼロの未来
これからブログを始めようと思っている。何年ぶりかなあ
。はあ、続くかなあ。とりあえず観た映画を淡々と綴っていく。オススメはできません。栄えもない一本目は、
「ゼロの未来」(2013年、テリー・ギリアム監督)
WOWOW。フィリップ・K・ディックやウィリアム・ギブスンあたりの原作かなあと思ったら違うようですね。とにかく世界観が素晴しかった。このような映画は内容はどうでもいい。監督がこだわる世界観に楽しめるかどうか。やけにゼロにこだわった映画。まあタイトルからしてそうなんだが。